カフェ情報のページ、記念すべき初回は、Füssen(フュッセン)にあるStadt Cafe Würkertを紹介させていただきます。
写真の右側に写っている、Stadt Cafeの看板がぶら下げられているお店です。
フュッセンは、日本ではシンデレラ城のモデルとなったノイシュバンシュタイン城があることで有名ですが、美しい自然やのどかな風景、こじんまりとして可愛らしい中心街の街並みもとても魅力的で、大好きな街です。
そんな街のお気に入りカフェ。
大学卒業前に母親と一緒にドイツ旅行をしたのですが、その時何気なく入ったお店がとても思い出に残りました。
母親と「美味しいね。」と喜びを共有しながら食べれたからこそ、より心に残るものになったのでしょうが、こんなに大きく見えるケーキなのにぺろりと食べられてしまったんです!!
私が注文したイチゴケーキの下の部分はムースのようにふんわり甘さ控えめになっていて、初めて食べる味の喜びを母親に伝えていたような記憶があります。
そして、職業訓練を初めて約1ヶ月が経った頃、自分が本当に今の訓練所で続けていくべきなのかわからなくなっていた私は、もう一度このカフェを訪れることにしました。
ショーケースを見て気になったケーキについて店員さんに尋ね、「マンゴーとルッコラのケーキ」をいただくことにしました。
見た目からはどこがマンゴー?という感じですよね...
でも、口にしてみると、マンゴーの爽やかな風味とふんわりぷるぷるとしたムースのようなクリームのような食感に幸せに包まれました。
ここで気づいたのですが、私が前回ここでいただいたイチゴのケーキの下の部分にはきっとこのルッコラが入っていたんですね!
同じく緑のかけらがところどころに見えます、あっさりの正体は君か?と。
職業訓練を始めてから、理想と現実のギャップや、文化の違いにもやもやすることが多く、自分が受け入れたくないと思っていた文化、思い描いていた姿とはかけ離れている状況に馴染んできてしまっていることが、今少し怖いです。
でも、未来の目標に向かって今の状況で何ができるのか考えて行動したり、違う角度から物事をとらえたりすれば、よい方法に向かっていくはずだと思っています。きっと好転させるのは自分次第です。
そして、家族にいつか美味しいケーキを食べさせてあげよう。
なんて格好つけたことを言いながら、今の自分は自分に甘いです。
ケーキの甘さだけでは駄目、コーヒーみたいに苦いものも我慢しなければ!
始めは苦く感じたコーヒーも今こうして大好きなんだから!