今回ご紹介するのは、スポンジケーキに使われるビスキュイット生地です。
この生地にはバターを使用しません。
そのため、消化がよいのですが、生地が乾きやすく保存期間は短くなります。
(これに比べてヴィーナーと呼ばれる生地にはバターを使用するため、生地が乾燥しにくく長持ちします。)
《基本の材料》
200g(4個) 全卵
100g 砂糖
50g 小麦粉
50g でん粉
少々 塩
少々 バニラエッセンス
というように、全卵:砂糖:粉=2:1:1の比率で準備します。
《作り方》卵白卵黄別立ての方法です。別立てすることにより、生地に十分に空気が入り、膨らみがよくなります。
1)卵黄に3分の1の砂糖、バニラエッセンスを加え、白っぽくなるまで混ぜる。
2)卵白に3分の2の砂糖、塩を加え、メレンゲ状態まで泡立てる。
3)泡立てた卵白を卵黄に加え、さっくり混ぜ合わせる。
4)ふるいにかけておいた小麦粉とでん粉を加え、さっくり混ぜ合わせる。
《コツ》
1)ここで白っぽくなるまで混ぜ合わせておくこと(空気を含んだ状態)で、膨らみのよい生地になる。
2)泡立てが短すぎても長すぎても、後にうまく膨らまなくなってしまう。メレンゲは、クリーム状でつやがあり、角がたつ状態がベスト。泡立てすぎると、つやがなくなり、クリーム状を通りこしてぼそぼそとした状態になってしまう。
3)4)ここで混ぜすぎると、せっかく生地中に閉じ込めた泡を外に逃がしてしまうことになるので、混ぜすぎないように注意。
スポンジケーキと言えば、日本のショーケースにはかわいいクリスマスケーキが並ぶ時期ですね。ドイツではお祝い用のホールケーキというのは、基本注文するので、ショーケースに陳列されていることはありません。
ホイップクリームたっぷり、イチゴが何層にもしかれたショートケーキもこちらでは見かけることはほぼないです。
デパ地下のケーキ街というのも日本ならでは。
デパ地下のケーキ屋さんをうろつきたいなあ。