人は自分の人生まだまだ先があると当たり前に思っているけれど、
もし自分の未来があと少ししかないとわかったら、同じ時間をもっと大切に生きるだろう。
ここ何ヶ月もずいぶんと時間を無駄に過ごしていると思う。
自分の人生を考えてみては、やりたいことがまだ沢山あって、生きている間にやりきれるだろうか、そう考えることが、ドイツに来てからは多い。
それなのに、何も得ることなく過ぎていく時間が多すぎて、ただただ毎日をこなすという日々を繰り返していた。
こなすという言い方も適切ではないことも多いだろう。
投げ出している、といった感じだ。
いや、得ていることもあるんだと思う。
けれど、以前のように苦境であっても乗り越えようとできるエネルギッシュな自分はもういないし、変わらない状況を変えようとする勇気もなかなか出ない弱虫な自分、それから変えようとする力も、苦しみを前向きに乗り越える力も出ないからっぽの自分だ。
そんな時、学生時代に出逢ったドラマ『1リットルの涙』を振り返るきっかけがありました。
脊髄小脳変性症を患った少女の実話を元にしたドラマ。
私の人生残り僅かとなったら、私がその間に本当にしたいことはなんだろう、伝えたくても伝えていない言葉はないか、を考え、
大事に生きようと、どうしても前に進む力を取り戻せなかった私の心にまた明るいエネルギーを注いでくれました。
最近少しずつ変わり、強くなれている自分を発見しています。
そのおかげで周りも少し変わったと感じることがあって。
今からアクセル全開というわけにはいきませんが、明るい光に向かって進めるぞ、進むぞ、という気がしてきました!