パティシエ見習い in ドイツ

ドイツのケーキ屋で見習いしてました。日々のつぶやきと製菓・カフェにまつわる情報の記録。

ケーキとコーヒーのない生活

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最近ケーキ屋さんやパン屋さんでケーキを買うということをしていない。

ケーキを頻繁に購入して食べていた自分からすると、びっくりすることなのである。

それに加えて大好き、かつ中毒ぎみだったコーヒーも少量しか飲まなくなった。

 

理由は3つくらいある。

1)コロナで外出制限がかかる前までは、自分が働きたいと思える他の職場を探すため、色々なケーキ屋を訪れては商品を試していた。

それが、理由なく外出できない状況になり、外出制限が解除された今でも、仕事の道中でない限り、遠出は少しためらってしまう。

それから、この状況の中でお給料がしっかりもらえている今の会社を離れ、現時点で次の職場に移るという決断が潔くできないため、ケーキ屋の研究に力が入らない。

 

2)外出制限がかかってからも、お持ち帰りのみで営業しているところはあるので、初めのうちは仕事帰りにケーキのお持ち帰りをしていた。

でも、ドイツは日本より衛生管理が甘いと感じることが多く、誰が作っているかわからない、感染の可能性もあるものを口にしているのでは、と思うと食べるのが躊躇されてしまう。焼き菓子ならば熱が通されているが、生菓子となると少し不安になる。

 (この考え方は誤っているかもしれない...)

 

3)仕事でストレスを抱えると、糖分とコーヒーが中毒のようになってしまい、仕事後によくケーキを食べに行く、家でカフェタイムをする、ということが癖になっていた。

私の場合、ストレスがたまると、他の食事で栄養をまともにとらないのに、糖分とコーヒーを多く摂取してしまい、健康的に悪いとわかっていても、そこからなかなか抜け出せずにいた。

 

この生活が変わるきっかけになったのは、一か月前ほどの休暇中だった。

お腹の違和感と体のだるさを覚え、コーヒーに気が進まなくなった。

いつもより苦味が強く、刺激も強いような気がした。

それから、食欲もあまりわかず、何か喉の通りがよい軽いものが食べたいと、スーパーでたまたま安売りしていて目に入ったのが美味しそうなヨーグルト(他の投稿でご紹介しているZottのSahne Joghurt)だった。

 

自分の食生活を改善しなければならない、と今まで以上に強く思っていた頃で、そのヨーグルトがお気に入りになったことと、ケーキを頻繁に食べるよりかは健康にいいだろうという気持ちから、このヨーグルトをデザートにするようになった。

 

とはいえ、あれほど中毒のようだったケーキとコーヒーの摂取がここまで減っているのは自分でも驚きで、思うに、職場を筆頭とするストレスを今は以前より感じていないのだ。

ストレスが増えるとコーヒーとケーキを求め、糖分の取りすぎと、鉄分の吸収を阻害すると言われているコーヒーの摂取により、貧血が悪化していたのだと思う。

睡眠不足も加わり、体のだるさとすっきりしない思考回路による悪影響で、よりストレスが悪化、負の連鎖から抜け出せなくなっていた。

最近は、コーヒーではなく紅茶を飲むようになり、どうしたわけかコーヒーは前よりも濃く感じてしまい、少量で満足してしまう。

 

自分でも信じられないくらいに最近体が軽い。睡眠が少なくても体力があるし、色んなことをする力がある。

ケーキとコーヒーを減らした生活が影響したのだとしたら、これからもそれを続けるべきなのかもしれないが、

やっぱり美味しいコーヒーとともにケーキをいただく時間は幸せだし、もっと色んなケーキのことを知りたいし、また以前のように大好きなカフェで過ごせる時間が戻ってきてほしい。

 

いつ終わるかわからないコロナと、先の見えない人生への不安を抱えている人は多いでしょう。

でもきっと考え方次第では前無きになれるのだと思います。

不安やストレスとへの打ち勝ち方については、最近考えることが多く、また記事を書けたらと思っています。