パティシエ見習い in ドイツ

ドイツで製菓の職業訓練中。yamakochenのマイペースな日常と製菓・カフェにまつわる情報の記録。

ちょうど一年。今思うこと。

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ちょうど一年前の今日。ドイツに到着しました。

「やっと」一年が経った、というのが正直な感想。

 

時間が早く経つと感じるのには次の2つの状況があると思います。

1)日々の生活が充実している。

2)目の前のことを必死にこなすしかない状況、もしくは解決方法が見つからない悩みや悪循環に陥り、自分自身としっかり向き合う余裕がないほど追い詰められている。

 

日本の大学時代、そして特に社会人時代は、多くの場合2)の状況にあり、時の経つ早さに自分の頭が追い付かないほど毎日に飲み込まれている感じがしていました。

 

そして、こちらに来てから2019年6~8月の間はハイデルベルクの語学学校に通っていましたが、この期間は1)の状況にありました。

私にとって語学学校時代の3ヶ月間は、日本での過去・悩みから解放され、自分でも信じられないくらいたくさん自然な笑顔になれ、時間が過ぎるのもとても速い期間でした。

色々な新しい人に出逢い、大学時代は好きになれなかったドイツ語も、製菓を学ぶという目標があるからか意欲的に学ぶことができました。

沢山の学び・経験を一気に吸収したり、日本にいる時は自分自身の嫌な面ばかり目についていたのが、こちらではその時気づかなかった自分自身の成長を感じることができたり、もちろんつらいこともありましたが、嬉しい・楽しいの連続だったんですね。

 

その後9月から職業訓練を開始し、何を思うか。

毎日仕事では早く終わってほしいと思ってばかりです。

帰宅するとやりたいことややるべきことがあり、一日一日は短いと感じるのですが、

長い期間で見ると、まだこれだけしか経っていないのか、と時間の経つ遅さに少しがっかりします。

金銭面の理由から、職業訓練が終わるまでのあと2年間日本に帰ることは予定していず、残りの期間を思うと「まだあと2年も」と少し重苦しい気持ちになってしまいます。

 

その理由は、時間が早く経つと感じる1)2)の状況と反対の状況にあるからだと思います。

そして、その大半は「充実していないから」ということになると思います。

職場でのストレスの原因は色々とあって、日本とドイツの働き方・性格の違い、職場の人間関係(自分自身の性格に対する悩みを含む)、自分の意志や性格と職場環境のズレ、などです。

 

日本の友達には、「やりたいことができていいじゃん!」などと言われたりしますが、本当にこちらでの仕事・環境が有意義か、と言われるとそうとは言えません。

たまに日本に帰りたくなるのも、言葉の壁がきつい、仕事がハード、とかそういう理由ではなく、(仕事にやりがいや好きという感情を見いだせていたら、そんなもの乗り越えられるはずだと思う)

自分が手放したくない信念や強い意志に合わない労働環境から、今の仕事に意味を見いだせなくなることが多いからです。

9月から今までの間、職場で心から笑えたことなどほぼ皆無です。

 

ネガティブなことを言っても、誰も気持ちよくなどならないですよね...

でも今の現状がそうであることに変わりありませんし、ドイツでの就職を考えておられる方は、文化の違いという観点からすれば、避けては通れない葛藤もあると思います。

自分自身でよりよい方に変えるしかないですし、頭を丸くして受け入れられないと感じることを許容していくことも必要なのかなとも感じます。

 

ありがたいのは今は、2)とは反対の状況にあり、自分自身と向き合える時間の余裕、向き合いたい・向き合わなきゃいけないと気持ちを集中できるだけの心の余裕があることです。

 これからどうすれば、より充実した生活を送ることができるのか、ゆっくり考えていきたいです。

 

 

笑顔と優しさ、感謝の気持ちを置いていかないように。

私は、日本人の優しさが好きです。

優しさゆえに苦しむことも沢山あるし、日本が嫌いになったこともあります。

それでもやっぱり日本は素敵なところがたくさんあるなあとこちらに来て思います。

 

写真は、語学学校時代のハイデルベルクの写真。

去年の夏は歴代最高気温を記録するほどの暑さでしたが、太陽がキラキラと照り付けるように私の心も輝き、カフェは賑わい街も明るい雰囲気でした。

今年はコロナの影響もあり、去年のような明るさはなくなってしまうのかな、と最近考え、ハイデルベルクの時代がすごく懐かしくなります。

過去を懐かしむだけではなく、明るい未来を思い描こう。

 

皆さん、コロナの影響で暗い気持ち・ネガティブな感情を抱くことが多いと思いますが、大切なこと見失わないようにできれば、少し幸せが増えるのかもしれません。