パティシエ見習い in ドイツ

ドイツで製菓の職業訓練中。yamakochenのマイペースな日常と製菓・カフェにまつわる情報の記録。

世界の端のカフェ”Das Cafe am Rande der Welt” その②

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さて、“Das Cafe am Rande der Welt“という私のお気に入りの本のご紹介、その②ですが、この本で繰り返し出てくるのが、ZDE>Zweck der Exsistenz<(存在の目的、意味)です。

 
この本で伝えられている内容は、大まかに「自分自身の存在の意味を見つけ出し、それに沿った行動をしている人は、充実した生活を送れ、死を恐れずに済む。」というものですが、

それに対する説明や、そうした人生を送るためのアプローチの方法・思考の変え方などについて、カフェで繰り広げられる会話の中から学ぶことができます。

 

私の心に響いたポイントを以下にまとめます。
(ドイツ語からまとめたので、表現がわかりづらい箇所、本と少し意味合いが異なる訳し方をしている部分があるかもしれません。)

 

①【主導権を握って、自分の道は自分自身で選ぼう。】
多くの人は、自分が何故ここにいるのか、何をしたいのかわからないため、周りのほとんどの人がするのと同じことをする。(大学を出て、お給料のいい会社に勤める、など。)
また、他の人によって、それをするように説得させられた人は、自分自身の権力を失ってしまう。
自分がやりたいことに向かっていない時、エネルギーを他のことにたくさん浪費してしまっているが、存在目的を叶えるための助けとなる人々や活動に使うエネルギーや時間が少なくなる。
私たちは多くのチャンスをごくわずかしか利用していないのだ。

 

②【きつい仕事とのバランスを取るために、自分自身に物で褒美するのではなく、自分が本当にやりたいことをして報いよう。】
多くの人は、退職後年金生活に入っても十分なお金があるように、ほぼ毎日働いている。
仕事に満足していないのに、それにとても多くの時間をさき、より不満を抱くようになるが、将来退職後にやりたいことができることを切望し、毎日の仕事では得られることのない充実感を、買い物で埋め合わせようとする。
そして、購入したものが充実感もたらしてくれることを望んでいるが、より多くのものを購入すればするほど、より多くの時間を仕事に費やさばければならなくなり、本当にやりたいことをする時間がないために、より不満を抱くようになる。
今やりたいことをしたとして、退職後に十分な貯金がないかもしれないが、そうなったならば、それから先もやりたいことをすればいい。(やりたいことで稼げばいいという意味だと思う。)

 

【人生に対する問いかけをせず、存在目的を叶えなかった人は、死を恐れている。】
自分が本当は何がしたいのか、なぜ自分はここにいるのか、という問いに対する答えを見つけた人は、そのためにやりたいことが大量にあることに気付く。
もし、やりたいことを既に行ったか、毎日行っていれば、そのチャンスがもうないことを恐れなくて済む。

 

④【バッテリーを充電するために、日常から距離を置く必要のない生き方をしよう。】
自分がもし本当にやりたいことをしていたとして、逃れなければいけないことが少ないのだとしたら、休養しなければならないだけのストレスは、それほどないことだろう。

 

⑤【予期せぬ偶然は、やりたいことをしている時に訪れる。】
必要だと思っていたちょうどその時に、予期していなかった偶然のように思えることが起こる時があるが、この現象は、自分の使命に沿うように生き、それが当たり前のようにして生きている時に起こる。
人々は自然と、やりたいことをしているその情熱に魅了され、応援したいと思う。


⑥【自分がなぜここにいるのか、何をしたいのか、という問いに集中できる時間を作ろう。】
この問いに対する答えを見つけ出す、全ての人に共通する最良の方法というのはない。
重要なのは、その問いに集中できる時間を作ることだ。
至るところから情報が入ると、何かに集中するのは難しく、その答えを探すために、多くの人は一人で時間を過ごす。

瞑想をしたり、一人で自然に身を置いたりする時間を作れば、外の騒がしさから逃れることができ、本当にしたいことは何か考えるのに集中しようとする。

 

⑦【異なる考えや文化・人々に知り合うことは、とても価値のあることだ。】
様々な経験を集め、新しい考えを知り、それらに対する自分自身の反応を観察することが、自分の存在目的に対する答えを見つけることに繋がる。

 

価値観は人それぞれ違うので、受け取り方もそれぞれ違うと思いますが、これから先の道に迷っておられる方が、少し前進できるきっかけになればいいなと思います。

写真は本の裏表紙。著者の言葉です。

"Es ist nie einen Moment zu früh oder einen Moment zu spät, um einen Traum zu verwirklichen.(夢を実現するのに、早すぎるも遅すぎるもない。)"ーjohn Strelecky