パティシエ見習い in ドイツ

ドイツのケーキ屋で見習いしてました。日々のつぶやきと製菓・カフェにまつわる情報の記録。

また一生懸命に生きてみたい

あと2か月もすれば、桜が咲き誇る季節。

新しい始まりを感じさせる、わくわくする季節。

私の好きな季節。

 

日本の学校は4月に始まりますよね。

海外の学校は10月に始まるんです。

私にとって、新しい始まりは桜とともにある気がするので、10月スタートは何だかしっくり来ないんですね、、、

 

さて、前置きが少し長くなりましたが、本題です。

最近、

「また一生懸命に生きたい。」

そう思います。

 

がむしゃらに生きていると、辛いことが沢山あります。

その渦中にいる時は、脱出方法もわからず、どうしようもなく苦しいのです。

ただ、虚無を感じながらも、生きるだけ。

もしくは、目の前のことに必死にくらいつくだけ。

あるいは、自分の決めたことを守り抜くために、やりきるしかないのです。

 

でも、思い出したくないと目を背けるほど苦しかった経験も、長い時間をかけてようやく受け入れられるようになった時には、あんなこともあったな、と懐かしい気持ちで振り返れることが多いのです。

そして、そうした経験ほど、自分の強さとなり、また、相手を認められる優しさとなって、活きていると感じます。

それから、過去に取った無意味だと思っていた選択肢が、(その時は、その選択は間違いだったのではないか、と悩みの深みにはまり、どうしようもなく苦しいのですが、)ずっと先の未来になって活きてくることがあります。

 

しばらくの間、どこか何事にも真剣に取り組めずにいる私がいました。

でも、

またがむしゃらに生きてみたい。

そして、長らく感じていない、その先にある心のキラキラを掴んでみたい。

ようやくそうした気持ちを取り戻すことができました。

 

桜の咲き誇るなか、青空を見上げて温かい空気を吸い込むと、心がぽかぽかときらめく気がするんです。

2024年の春、どんな気持ちで桜を眺めているでしょうか。

 

2023年春 ドイツ帰国後3年ぶりの日本の桜