約7年前、留学時代に友達が一緒に見ようとお勧めしてくれた映画『DAS ORANGENMÄDCHEN(オレンジガール)』。
もう一度見たくなってDVDを購入してしまいました。
16歳の少年は、幼少期に病気で亡くした父親が自分に宛てて書いた手紙を読むこととなります。
そこに書かれていたのはオレンジガールという、父が恋した女性に関する物語。
命の尊さや時間、大切な人について考えさせられる映画です。
私が映画の中で気に入った言葉が2つあります。
1)"Der Augenblick ist die einzige Ewigkeit, die es gibt"「一瞬というのは、この世に存在する唯一の永遠だ。」
2)"Vergiss nie, wie kurz ein Menschenleben ist."「人間の命がどんなに短いものか決して忘れないで。」
1)で伝えたかったことというのは、一瞬一瞬はそれぞれ繰り返されることのない貴重な時間であることだと思いました。
私たちは生きられていることを当たり前だと思っていますが、それが突然当たり前ではなくなったならば、周りの人との関わり方や時間の使い方が変わってくるのだろうと感じ、生きられていることの尊さを忘れないようにしようと思わさせられました。
作品中のノルウェーやスペインの情景も素敵です。
こちらの映画は小説をもとにしたもので、友達から小説もプレゼントでいただいたのですが、留学中は読み切ることができませんでした。
映画が気に入り、今回のドイツ滞在中に読み直したいと思い日本から送ったので、また余裕がある時に読破したいです。