パティシエ見習い in ドイツ

ドイツのケーキ屋で見習いしてました。日々のつぶやきと製菓・カフェにまつわる情報の記録。

自分が惨めだ。

f:id:yamakochen:20211028031424j:plain

29歳という年齢が、自分を責める重い足かせとなる。

できないことを育った環境や国のせいにすることは容易だ。

変われないのは自分で何故こんなにも幼稚なのか。

 

自分の中の感情を整理・制御できるだけの、

それから、

ひとつの物事ですら、言うまでもなく色々な情報を同時に処理できるだけの、

脳みそが、今の私にはない。

(今に限らず、これまでの人生の大概の時間はそうだったと思う。)

でも今日の思いはこのブログに綴りたいと思った。

 

最近メンタルが不安定な理由はいくつかあるけれど、

その一つが、職業学校で仲良くしていて、いつも隣の席に座っていた友達がいなくなったことだ。

三年間の職業訓練(見習い期間)のうち、外国人が一人二人と減っていき、残されたのは私と彼女のみになり、私がとうとう最後の一人になってしまった。

 

学校でいつまでも発言する勇気の出せない自分を、変われないやつと非難することが以前からよくあったが、最近は、学校で自己嫌悪に陥ることが特に多かった。

仲良くしていた友達もいなくなって、学校はより息苦しいところになった。

 

それでも今日、「今日変わらなければ、次回学校に来るのがもっとつらい。今行動に移さなければ。」と、疲れた脳みそなど気にしている場合じゃないと思えるくらいの勇気が出た。

勇気を出した自分をほめてあげたかった。

けれど、自分の中で隠していたあるいは整理できていない感情が、目からあふれ出して、そんな自分がまた惨めで、なんで自分はこんなに幼稚なのだろうと情けなくなる。

 

そして、今日は特に、授業中に友達が取る些細な態度や小声の会話などに、敏感に反応してしまって、自分のことを悪く言われている気がしてならなかった。

 

意地悪な人が、そういう態度を取る原因が私にあるのもわかっているから、そういう人に認めてもらうには自分が変わるしかない。

でも、優しい人たちの、自分が思っていた以上の優しさに触れられた日でもあった。

 

それでも次回学校に行くのは、アンテナをはらなければいけなくて、びくびくして疲れるのがわかっているから、気が重い。

会社も、同僚には恵まれているが、今はのしかかってくるネガティブな感情と重圧がたくさんだ。

 

諦めることは嫌いだ。

そうでなくても、ドイツでのパティシエの見習いにかけている色々な思いがあるから、決してこの見習い期間が終わるまでに途中で投げ出して日本に帰ることなどできない。

 

ただ、今はもう日本に帰るという選択肢もありではないだろうか、と考えてしまう自分がいる。

過去を振り返れば、今の自分の痛みなどちっぽけなのにだ。

日本に帰ったって、自分が変わらなければ、どこにいたってきっと、つらいことは変わらずつらいままだ。

きっと今は自分が変わって楽に生きれるようになるための修行なんだと、そう思う。

 

f:id:yamakochen:20211028032855j:plain
f:id:yamakochen:20211028032918j:plain
f:id:yamakochen:20211028032957j:plain
f:id:yamakochen:20211028033032j:plain

広島県福山市、鞆の浦を旅行した時の写真。

いつかまた美味しい海の幸をほおばって、綺麗な夕日を目にしたい。