9月末を持って以前の職場を退職し、10月1日から新しい職場で勤務開始したかったのですが、事務手続きが思うように進まず、現在失業中です。
外国人局からビザ上の職場変更が認められるまで、働くことができないため、収入もありません。
不安はありますが、新しい職場の事務員さんが手厚く援助してくださっているため、きっと大丈夫と気持ちを強く保つことができています。
しかし、3年という職業訓練の中で、現場で学ぶことができないというのは、実践が身に付かないという不安ともったいなさを感じます。
とはいえ、今年はコロナの影響で、会社に行けず自宅待機をしていた訓練生がいたり、学校は感染を防ぐためにオンラインの授業、もしくは開校されたとしても実技はなしという状況で、現場で学べるということが当たり前でなくなっていました。
出来ることを自分で考えて行動に移す、ということが大切だと感じます。
さて、話は変わり、新しい街はのどかな田舎街です。
家から少し歩けば、小麦やひまわり畑、綺麗な湖があります。
それとともに、また反対側へ少し歩けば、飲食店が立ち並ぶ街の中心地へ出られ、ほどよい賑わいがあるとても素敵な街です。
私は、田んぼに囲まれて育ったような田舎出身者ですが、大学から大阪に出て、社会人になってからは梅田で働いていました。
日本の都会というのは、新しい文化が入ってきておしゃれなものに溢れていて、わくわくしますが、都会暮らしに疲れてもいました。
大阪を離れドイツはミュンヘンにやってきましたが、梅田には全く及ばないとはいえ、やはり都会味のある暮らしに、私の気持ちは田舎暮らしを求めているな、と感じることが増えていきました。
そして今、何年ぶりかにまた田舎暮らしを再開しました。
広大な草地、素敵な空気と緑に振れて、生まれ故郷を思い出します。
職場変更にあたりゆっくり休める期間がなかったので、失業中という身ではありますが、田舎街で少し落ち着けるための時間をいただいたと思って、新しいスタートに向けて心身を整えます。