パティシエ見習い in ドイツ

ドイツのケーキ屋で見習いしてました。日々のつぶやきと製菓・カフェにまつわる情報の記録。

素敵な出逢い

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昨日は長く寝たはずなのに、眠気が全く取れていない。

朝から仕事が休みだったらよかったのに、と思う気持ちを振り払い出勤。

帰宅中も電車の中で息を抜けば降りる駅を逃してしまいそうなほど、気付けば目が閉じてしまっている。

ドイツに来てからこれほどの眠さを感じるのは珍しい。

「大人しく家に帰ろうか、それとも最近お気に入りのカフェに行って少し休もうか...」

「今月末は贅沢をする予定があるし、今日は我慢しようか...」などと思いながら、重い体を動かし、結局カフェに来てしまった。

 

初めて訪れた時、明るい笑顔の優しそうな店員さんが対応してくださり、また来たいと思った。

2度目訪れた時も同じ店員さんが対応してくださり、相変わらず素敵な笑顔と、よく客席を見て動いていらっしゃる姿が印象的で、多分私のことを覚えてくださっていそうな気もした。

そして今日3度の来店。扉を開けたところで、運よくお気に入りの店員さんが目の前にいらっしゃり、またもや素敵な笑顔で出迎えてくださった。

何かの運だろうか...

私好みのカプチーノをいただき、お会計。

ここで、店員さんの方から"Wie geht's dir(ヴィゲーツディア)?"と声かけが。

これはドイツでは決まり文句のようなもので、友達と会ったらほぼ必ず真っ先に発する「調子はどう?元気?」という挨拶です。

 

やっぱり私のことを覚えてくださっていたのかな。

そして、「日本人だよね?発音でわかるよ!日本が好きなんだ!」とお話してくださり、私も少し自分の紹介を。

もう少ししたら日本語を学び始めるそうで、私に教えられることがあればお手伝いします!と嬉しくて言ってしまいました。

 

正直、今は職場で楽しいことより苦しいことの方が多いです。

原因を書こうとすると表現するのが難しいのですが、

自分の性格ゆえに感じる苦しみと、自分の人間性の矛盾に対する苦しみ、といったところでしょうか。

今が苦しいだけでいつか乗り越えられる時が来るとわかっているので、それほどつらくはないはずなのに疲れるのです。

人との関わりから解放され一人になりたくなることありませんか?

それなのに誰かとの関わりを求めてしまうんですね。

 

今日あった出来事。この出逢いがどうか後に素敵な出逢いだったと振り返れますように。

自分の命、私がこの世界に生きてることさえ奇跡なのに、この世界で私が巡り合う出逢いもすごい確率だな、と思います。

大切な出逢いの中で、自分の生きている意味を少しでも残していけるように、ゆっくり、ゆっくりと.....